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フードシンポジウム~吉林大学 李教授のお話から 1
基調講演二人目、李教授のお話です。

李教授からは、漢方がペットにもたらす効果、ワンフーで使われている
生薬の効能の説明がありました。 

まず、中国のペット事情。

中国では経済成長とともにペットを飼う人が急増、
大連市でのペット登録数は、なんと!


 2001年 1万 → 2006年 20万


なんだそうです。 

まあ、そもそも人口が多い国ですからねぇ。
それにしても、この増え方は日本じゃ考えられません。

ペットの数が増えることに比例して、ペットの病気やケガの件数が多くなって
きたことで、吉林大学では研究チームを立ち上げ、犬、猫4組
(幼犬、成犬、肥満犬、老犬、猫も同じく)にそれぞれに合わせた漢方を処方し、
効果を上げたことが報告されました。

それぞれタイプ別に漢方処方で狙った効果は・・・





◆幼犬◆
免疫力を高めて、神経系のバランスを整える。
胃腸機能を高めて、排泄物の臭いを抑える。

◆成犬◆
アレルギー、皮膚病の予防。
脱毛を防ぎ、被毛を美しく保つ。栄養の吸収よく。
心臓、脳血管の健康に効果。

◆肥満犬◆
ここはちょっとメモを取り損ねました(^^;

◆老犬◆
新陳代謝を高めて、心臓、脳血管系を健康に保つ。
脱毛の防止、糖尿病の防止


ガンや糖尿病を患うお年寄り犬、猫ちゃん、本当に多いとのことです。

フードに配合されている生薬は、8種類。
これを上の4つのタイプ別で組み合わせを変えて、吉林大学内で調合して
ワンフーに直送しているそうです。

ここで非常に気になるのが、中国産だということ。
安全性はどうなのか。

最近、アメリカでメラミンが含まれている中国産原料入りフードを食べたペットたちが
悲しいことになってしまったニュースが大々的に報道されたばかり。
他にもダンボール肉まん事件(ヤラセだったけど)やミネラルウォーター事件など
もう「中国産」と聞いただけで、拒否反応が出てしまう方は多いと思います。

私もその一人。

続きはまた・・・
by hana-shiba | 2007-09-15 15:37 | ゴハンの話
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